【南関東競馬】ヒガシウィルウィン重賞V2 南関移籍初戦飾った
「デイリー杯・ニューイヤーC・S3」(18日、浦和)
1番人気に支持されたヒガシウィルウィンが後方から伸び、南関東移籍初戦で2つ目のタイトルをつかんだ。2着には頭差で2番人気のブラウンレガートが入り、追い上げた3番人気のカンムルが3着。なお、上位馬2頭には「第40回京浜盃・S2」(3月22日・大井)への優先出走権が与えられた。
ここで負けるわけにはいかない。1番人気のヒガシウィルウィンが南関東転入初戦を制し、クラシック候補へ名乗りを上げた。
今回から新コンビを組んだ森泰斗の冷静な騎乗ぶりが光った。好スタートを決めたが、外枠が不利な浦和のマイル戦。道中は後方3、4番手からの追走となった。3角手前から動き出し、うまく内に潜り込んで直線に入ると、先頭のブラウンレガートにグイグイと迫った。
ゴール前できっちり頭差だけ差し切っての勝利に「不利な外枠から、いかにロスなく乗れるかがテーマでした。4コーナーで内に入れたのがポイントでしたね。ここで勝てたのは大きい」と森泰斗はパートナーの頑張りをたたえた。
次走は京浜盃になる見込み。見届けた佐藤賢師も「大井の千七、千八の方が、じっくり構えて乗れるからいいだろう。砂をかぶってもひるまないのは強みだし、距離が伸びても心配はない」と今後へ大きな期待を寄せた。