「２歳新馬」（２５日、阪神）

　素質馬がそろった芝１６００メートルの新馬戦を制したのは５番人気のハーツクライ産駒ディヴァインハイツ（牝、栗東・石坂）。道中は好位グループの後ろで折り合って、４コーナーでは前を射程圏に。直線で馬群の間を突くと、いったんは先頭に立った７番人気エイシンルーク（３着）の内から坂を上がってグイッとひと伸び。力強く抜け出して桜花賞馬ジュエラーの全妹ハリーレガシー（２番人気）に１馬身１／４差をつけて初陣を飾った。勝ちタイムは１分３６秒９。アンドレア・アッゼニ騎手は「すごくいい馬。おとなしく乗りやすい馬と聞いていて、自信を持って乗れた。まだまだ良くなるし、距離も二千ぐらいまでならいけるよ」と世界の名手は素質を高く評価した。

　なお、頭差の３着にはエイシンルークが粘り込んだ。なお、断然の１番人気フランケル産駒のファヴォーラは中団追走のまま８着に終わった。