【チャンピオンズC】コパノリッキー逆襲デモ 年間V4だ!

 「チャンピオンズC・G1」(4日、中京)

 コパノリッキーが三度目の正直を狙う。11月30日、栗東CWの最終リハは単走で馬なりだったが、1週前にルメールが騎乗して3頭併せで追われており予定通り。現役最多のG18勝馬にとって今回は、過去2年、いずれも1番人気を裏切り続けている舞台。史上3頭目の統一ダートG1・年間V4も懸かるだけに、そのプライドが許さない。

 JBCクラシック5着。巻き返しを期すコパノリッキーは栗東CWを単走で追われた。向正面からウッドチップの感触を確かめるように徐々にスピードアップ。直線に向いてからも派手なアクションはなく、やや仕掛けた程度で5F69秒5-12秒3をマーク。軽快なフットワークを披露して最終デモを終えた。

 動きを見届けた村山師は「先週(ルメールが騎乗して3頭併せで)ビッシリ追ってある(栗東CW=6F83秒7-12秒2)ので、今週はいつも通りの調整をしました。最後の伸びはしっかりとしていたし、全体の時計は速くないけど、うまく調整できましたね」と満足そうにうなずいた。

 ここまで8つのG1タイトルを積み重ねてきた。指揮官いわく、「完成形」に近づいてきた今回。筋肉量をしっかりと増やし増量に成功。秋3戦目で、ビルドアップされた馬体を手に入れた。

 「体がしっかりとしていい状態です。現時点で気になるところはないですね。ジョッキー(ルメール)も3歳時に一度乗って勝ってくれているし、先週の追い切りで感触もつかんでもらいましたからね」と納得の表情だ。

 3年連続の挑戦。過去2年はいずれも1番人気を背負いながら、12、7、着と期待を裏切った。「中京では(15年の)東海Sを勝っているし、左回りは(全13勝中8勝)むしろ、合っていますからね。道中の位置はこだわりません。スムーズな競馬さえできれば」。三度目の正直へ、指揮官は願うように話した。

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