【神戸新聞杯】サトノダイヤモンドは秋に輝く 念願G1奪取へ照準ピタリ

 「神戸新聞杯・G2」(25日、阪神)

 念願のG1タイトル獲得を目指し、ダービー2着馬サトノダイヤモンドが満を持して秋初戦を迎える。凱旋門賞にも登録していたが、前走時の落鉄により、ダメージが残った爪の影響を考慮して自重。菊花賞を目標に定め、始動戦までじっくり調整した。池江師は「爪に関しては日にち薬ですしね。気性的にも体形的にも長い距離は合うと思いますよ」と、ラスト1冠奪取に照準を合わせる。

 15日の1週前リハは、栗東CWでサトノノブレス(6歳オープン)、アッシュゴールド(4歳1000万下)と3頭併せ。ラスト1Fは11秒5と鋭く伸び、最先着を決めた。既に態勢は整ったと思えるほどの力強い動きを見せているが、「タイムは出ていますが、500キロある馬ですから。まずは1回使ってからでしょうね」と師は本番を見据え、慎重な姿勢を崩さない。

 主戦のルメールは「ダービーは落鉄もあって残念だったけど、マカヒキと併せ馬で一緒に争えていい競馬はできた」と前向きに振り返る。自らの手綱で凱旋門賞に挑戦するダービー馬にも、潜在能力では引けを取らない。初戦からその力を示し、勇躍、三冠最終戦へと向かう。

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