【高松宮記念】ドラゴン上積みに自信
「高松宮記念・G1」(27日、中京)
真っ白な馬体が躍動した。スノードラゴンは23日、大野を背に美浦坂路に登場。外ラチ沿いを馬なりのまま雄大に駆け抜け、4F53秒4-39秒5-12秒4をマークした。「オーシャンS(3着)の前は少しトモの踏ん張りが物足りなかったが、1回使って良くなった。いい走りができるようになった。本当にいい動き」。手綱の感触を振り返る主戦から笑みがこぼれる。
高木師も好感触だ。「1回使った分、動きも良くなった。使い込んでいない分、硬さがなくなった。ストライドも大きくなった感じ」。長期休養明けで半信半疑だった前走で好走し、自信を深めたようだ。
舞台設定もぴったりだ。開催終盤を迎える中京の馬場は荒れ加減。「中京ならと思っている。良馬場でも時計が出るわけではないし、ああいう馬場は合っている」。一昨年の高松宮記念では2着と涙をのんだ。衰え知らぬ8歳馬がリベンジを狙う。




