【弥生賞】マカヒキ、ディープ級3連勝

 「弥生賞・G2」(6日、中山)

 父をほうふつとさせる末脚で2番人気マカヒキが“3強”対決を撃破。重賞初挑戦をレースレコードで制し無傷の3連勝。クラシックへの有力候補として堂々と名乗りを上げた。早めに抜け出した1番人気のリオンディーズは首差2着。3着に3番人気のエアスピネルが入り、上位3頭が皐月賞(4月17日・中山)への優先出走権をゲットした。

 勝負は直線の急坂を上り切ろうとする残り100メートルだった。早め先頭で押し切りにかかる2歳王者へ、外からマカヒキが1完歩ごとに迫る。馬体が並んだのは一瞬。最後のストライドで力強く前へ出ると、計ったようにきっちり首差とらえた。

 従来の記録を0秒2更新するレースレコードでの勝利に、ルメールは「強かった。素晴らしい。きょうは2頭(リオンディーズ、エアスピネル)が強いと思っていたけど、マカヒキもすごく走るね」と興奮を隠せない。友道師も「久しぶりに声が出ました。前回より落ち着いていたし、輸送も問題なかった。本番に向けて楽しみ」と満面の笑みだ。

 収穫のある内容でもあった。過去2戦は好位や中団に構えるレースだったが、今回は最後方からの競馬。「僕も驚いた。スタートがあまり速くなくて。でも中山ではいいポジションを取るのが重要だから、1角から徐々に上げて行った。すごく乗りやすくて流れに乗れたし、4角で外に出してからラスト300メートルが素晴らしかった。反応がすごかったよ」と鞍上は称賛。次位に0秒8差の上がり3F33秒6はレース最速タイム。勝負服も同じ、父ディープインパクトをほうふつとさせる極上の切れ味だった。

 新馬-若駒S-弥生賞の3連勝は、3冠馬に上り詰めた父と同じ蹄跡だ。本番への期待は一層膨らむ…が、一つの懸案は鞍上だ。ルメールは、きさらぎ賞を制し3戦3勝のサトノダイヤモンドへの騎乗が有力。「いい3歳がいっぱい。皐月賞がとても楽しみだね」とはぐらかした。友道師も「こればっかりは分からない」と言うにとどめた。強豪ひしめくクラシック戦線が、ハイレベルに混沌(こんとん)としてきた。

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