【弥生賞】マカヒキ動きしなやか

 「弥生賞・G2」(6日、中山)

 ほれぼれするような動きが、スター誕生を予感させる。父ディープインパクト同様、新馬-若駒Sを連勝して弥生賞に挑むマカヒキは2日、柔らかみにあふれた上質なフォームで栗東坂路を駆け上がった。「体が絞れてきて良くなっているね。今回も輸送があるし、若干マイナスになりそう」と友道師は良化を感じ取ったよう。

 単走で引っ張りきりだったが、それでも4F53秒3-39秒3-12秒3と、しまいの反応は鋭い。「全身を使って、しなやかな動きをする」。前走は上がり3F32秒6という究極の切れ味。いかにもディープ産駒らしい瞬発力が武器だ。

 鞍上のルメールも、この馬にほれ込んでいる一人。「スタートが上手だし、どんなペースでも対応できる。距離も1600メートルから2400メートルまでいけると思う」と称賛する。本番ではお手馬のサトノダイヤモンドがいるため騎乗は難しいが、「次は無理でも、ひょっとしたらまた乗せてもらえるかもしれない。だからベストを尽くしますよ」とキッパリ。父の軌跡をなぞり、3戦3勝で皐月賞へ向かう。

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