【中山記念】リアルスティール弾けた
「中山記念・G2」(28日、中山)
菊花賞2着馬のリアルスティールは24日、栗東坂路で併走追い。躍動感あふれる動きで好仕上がりをアピールした。
軽快な脚さばきで好気配を伝えた。菊花賞2着以来のリアルスティールの最終リハは栗東坂路で福永を背にタイセイファントム(8歳オープン)と併せ馬。序盤は僚馬を追走してゆったりと入り、軽く促されるとラスト1F手前で抜き去る。そこからはじけるように伸び、4F54秒1-38秒8-11秒9で2馬身先着した。
連日のように調教に騎乗する鞍上は「先週の伸びも良かったが、今週の反応もいい。余裕はあるけど、休み明けとしてはいい仕上がり。昨日より筋肉も張っていて、落ち着きもある。動ける体」と上積みを実感。矢作師も「上がり重点で予定通り。真っすぐ走れたし、九分くらいまで来た」と合格点を与える。
22日には登録済みのドバイターフ・G1(3月26日・UAEメイダン)の招待状が届いた。遠征には前向きなだけに、結果を出して弾みをつけたいところだ。福永は「去年はタイトルを獲れなかったし、騎手として責任も感じる。今年にかける思いは強い。あとは結果だけ」と言い切る。同世代の2冠馬ドゥラメンテなど強敵を撃破し、自らの真価を証明する。