【京都2歳S】ケルフロイデ重賞初Vだ

 「京都2歳S・G3」(28日、京都)

 関東の素質馬が、関西圏で重賞初Vを決める。新馬-きんもくせい特別を無傷で連勝中のケルフロイデだ。23日に地元東京の東スポ杯2歳Sというレースがありながらも、淀の舞台に照準を絞ってきたのには理由がある。

 「立ち回りが上手なタイプだからね。コーナーが4つのコースは合っているので」と加藤征師は説明する。京都内回り2000メートルへの適性を重視しての参戦だ。さらに「経験を積ませることも大事だから」と続ける。2歳のうちに関西遠征をしておくことは、今後の財産になるとにらむ。

 関西遠征馬など一部を除き、厩舎全休日だった24日の美浦トレセン。馬場が閑散としているなか、坂路を軽めに駆け上がり水曜の追い切りに備えた。「前走後も元気がいい。筋肉に張りが出て一段と良くなっている」と、納得のいく形で初重賞の舞台に臨めそうだ。

 京都2歳Sで関東馬はこれまで、10年プレイの2着が最高着順。昨年から重賞となり、格式の上がったレースで新たな1ページを刻む。

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