【デイリー杯2歳S】ナイツ上昇一途

 「デイリー杯2歳S・G2」(14日、京都)

 チーム一丸となってVをつかむ。2戦目に京都で未勝利戦を快勝したナイトオブナイツが、勢いに乗ってG2へ挑戦。前走の勝ち時計=1分21秒7はオープンのもみじSに次ぎ、現2歳世代の芝1400メートル戦で2番目に速い記録でもあり、重賞でも侮れない存在だ。

 新馬戦は4角で外へ逃げる若さを見せて4着に敗れたが、レース後に着けた矯正馬具の効果がてきめん。2戦目は走りのバランスが格段に良くなり、コーナリングもスムーズ。直線も真っすぐに伸びて後続を突き放した。

 担当の岡冨助手は「強い競馬でしたね。時計も優秀。松山君も勝ちっぷりを絶賛していました」と振り返る。今年は63勝を挙げて全国リーディング12位。3日のJBCスプリントをコーリンベリーで制してG1ジョッキーとなった松山だが、かつて所属していた池添兼厩舎の管理馬での勝利は1年9カ月ぶりだった。「“やっと勝てた”って僕以上に喜んでいました」と仕上げ人は笑みを浮かべる。

 馬房内をグルグルと回る“旋回癖”のある馬だが「馬栓棒(馬が外へ出ないように馬房の入り口に渡してある棒)に工夫をしたら効果がありました。そこから馬がグンと良くなりました」と同助手。上昇一途の今なら1F延長は望むところだ。長いトンネルを抜けた松山が、今度は師匠に重賞Vを捧げる。

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