【南関東競馬】リッキー鮮やか連覇達成

 「JBCクラシック・Jpn1」(3日、大井)

 一日に交流G1(Jpn1)3レースが行われるダート競馬の祭典。10RのJBCクラシックは3番人気のコパノリッキーが昨年の盛岡に続き連覇を達成。日本新記録となるG1・10勝目を狙ったホッコータルマエは3着に終わった。

 さすが千両役者だ。武豊が3番人気のコパノリッキーを鮮やかな逃走劇で史上5頭目のJBCクラシック連覇に導き、自身も史上最多の7勝目を決めた。

 15番枠から徐々に内へ切れ込みながら主導権を奪うと、あとは終始楽な感じの一人旅。「すごくいい走りをしていたので、ペースだけ間違わないように乗った」とユタカ。4角で1番人気ホッコータルマエが猛然と追いかけてきたが、既に手応えが違っていた。直線に入るとその差は開くばかり。最後は2着のサウンドトゥルーに2馬身半差をつけた。

 ファンの声援にユタカは「手応えが良かったので早め早めに押し切ろうと思った。大一番、どうしても勝ちたかった」と珍しく声のトーンが上がった。風水師・Dr.コパこと小林祥晃オーナーも満面の笑み。「大井では2度完敗していたからね」とご満悦。「普段は朝風呂に入らないんだけど、けさは塩を頭に乗せて入ってきたよ。昨日、村山調教師と伊勢神宮にお参りに行ったのが利いたかな」と喜んだ。

 リッキーはG1・5勝目となった。ユタカは「(フェブラリーS連覇後の)骨折を乗り越えてよく頑張ってくれた。いまが充実しているし、まだまだ良くなりますよ」と太鼓判。次の獲物はチャンピオンズC(12月6日・中京)。G1連勝へそのスピードに磨きがかかってきた。

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