【菊花賞】スティール、クラシック無冠

 「菊花賞・G1」(25日、京都)

 またしてもG1制覇はならなかった。2番人気のリアルスティールは外から追い込んだが、首差の2着。牡馬3冠に“皆勤”し、皐月賞(2着)もダービー(4着)も奮闘したが、クラシックタイトルとは無縁だった。福永は「向正面で接触する場面があったしね。結果的に楽をして運べたわけではないし、最後はもう1回脚を使ってくれている。馬はとても頑張ってくれた」とパートナーをねぎらう。

 矢作師も「北村(宏)にうまく乗られた。正攻法で勝ちに行ったし、馬もよく辛抱してくれた」と愛馬をたたえた。ダービー後には左第1指骨剥離骨折が判明。牧場と厩舎、鞍上が一体となり、懸命の調整で挑んだだけに「仕上げに後悔はない」と言い切った。

 今後はジャパンC(11月29日・東京)や香港カップ(12月13日・シャティン)を視野に入れる。「2000~2400メートルならもっと力を出せるはず。まずは無事でいてくれれば」と師。歴戦の古馬を相手に、悲願のG1制覇を目指す。

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