【大阪杯】ロゴタイプ、体質強化手応え
「大阪杯・G2」(5日、阪神)
ロゴタイプが13年皐月賞以来、2年ぶりの勝利を目指す。前走の中山記念では2着と善戦し復調を印象づけた。G1馬6頭が集うハイレベルの一戦を制し、存在感をアピールする。
一昨年の皐月賞馬ロゴタイプは今年、芝の重賞2戦(中山金杯、中山記念)で2着2回。どちらも復活は間近、と感じさせる内容だった。3月31日は美浦北Cで調教。感触を確かめた田中剛師は「全休日明けで少し気負っていたが、順調に来ています」と目を細めた。
昨年、ドバイデューティフリーでジャスタウェイから大差の6着に敗れ、帰国後はダメージが尾を引いた。札幌記念8着、毎日王冠6着、マイルCS7着と完敗の連続。スランプの出口探しに苦慮していた陣営は調教パターンを変えた。
以前はW中心の調教だった。中山金杯の前から坂路調教も多用。その効果だろうか。ラブリーデイに差されたが、勝負どころから本来の行きっぷりが戻った。2走前は初ダートの根岸Sで8着だったものの、前走の中山記念は、いったん先頭に立っての首差2着と中身が濃い。
田中剛師は「以前は関節が緩く、坂路で追うとガクッとなった。体質が強化したからですね。1週前の動きも良かった。今年の芝の2戦は勝ちに等しい競馬。相手はさらに強くなるが、輸送は問題ないし、内回りの2000メートルは合うと思う」と手応えを語る。
今回は福永と初コンビ。39勝(先週終了時点)でリーディング首位を走る。「福永君は今、乗れてますからね。難しい馬ではないし、折り合いもつくから」と同師。強豪が集うここは正念場の一戦となる。





