【高松宮記念】ミッキーアイル合格点
「高松宮記念・G1」(29日、中京)
ミッキーアイルの最終リハは栗東CWで実戦を想定し、なおかつオーバーワークを避けるものだった。
前半は少し掛かり気味に僚馬2頭を追走。鞍上が懸命になだめながら直線へ。ゴーサインとともに外へ進路を取ると、楽な手応えで2頭をかわし去った。6F85秒7-39秒1-12秒4。手綱を取った浜中は「前に馬を置いて折り合い重視。いい動きでした。精神的な成長を感じますね」と合格点を与えた。
1週前の栗東坂路で4F50秒9をマーク。実質的な追い切りは完了しているだけに、音無師も「指示通りでちょうど良かった。体はできているし、速い時計はいらない」と満足そうにうなずいた。
阪急杯は好位に控える競馬で2着。「古馬になったら逃げだけでは通用しない。阪神Cの後、放牧先に馬の後ろにつける調教を依頼した。きょうはいいシミュレーションになったね」と手応えをつかんでいた。