【きさらぎ賞】超良血レガッタ重賞獲る
「きさらぎ賞・G3」(8日、京都)
良血馬ぞろいの重賞でも、その血統背景はひときわ目立つ。父母合わせて“10冠”。新馬戦で鮮烈デビューを飾った超良血馬レガッタがタイトル奪取を狙う。デビュー2戦目での重賞挑戦となるが、浅いキャリアは能力で補う。
壮大な夢と希望を乗せて重賞獲りに臨む。レガッタは13年セレクトセールの出身馬。父ディープインパクト、母スイープトウショウ。父母合わせてG1・10勝を挙げた名馬の結晶は1億500万円で取引された。
新馬戦を快勝。上がり3F33秒2の非凡な瞬発力で能力の高さを示した。「基礎体力もできていないうちに使ったからね。能力だけで勝ったようなもの。スローペースでも掛からずに我慢していたのがいい」と昆師は振り返る。
前走後はきさらぎ賞を目標にじっくりと調整してきた。母が出遅れ癖や、馬場入りを拒否するなど、かなりの気性難だったことから、常に心掛けてきたことがある。「馬の気持ちを優先させた。賢いからね。間隔をあけてリセットしたのもそういう理由から」。お釣り残しの仕上げだっただけに上積みも大きい。「全然違う。芯が入っているし、調教の動きも変わった」とワンランクアップした仕上げに胸を張る。
切れ味だけではない。難しい気性も大きな武器だという。「我の強さは走る馬の典型のようなもの」。G1・5勝を挙げるトレーナーは過去の管理馬と重ね合わせ、期待を込めた。
オーナーは“アート引越センター”で知られるアートコーポレーション株式会社の社長・寺田千代乃氏だ。「オーナーはG1を勝っていない。ぜひ獲らせてあげたい」と昆師は力強くうなずく。目標は高い。「ダービー。そして、凱旋門賞も狙いたい」。重賞制覇をかなえ、頂へと続く道を突き進む。
