【有馬記念】ワールド斤量差生かしVだ
「有馬記念・G1」(28日、中山)
リラックスムードが漂う。トゥザワールドは27日午後0時41分、決戦の地に到着。約1時間の引き運動を経て、落ち着いた様子で馬房に収まった。「馬運車の中でも静かだった。扱いやすいです」と中澤助手は笑顔を浮かべる。
母トゥザヴィクトリーは01年の3着馬。全兄トゥザグローリーも10、11年に3着と善戦した。自身も弥生賞V、皐月賞2着が示す通り、この舞台を得意としている。「前走(菊花賞16着)の敗因は距離でしょう。中山はいいと思うし、2500メートルでどんな競馬をしてくれるか」と期待を膨らませた。
同じく中澤助手が担当するトーセンスターダムは、菊花賞8着後にチャレンジCを快勝。得意の距離に戻って力をアピールした。「この馬も頑張ってほしい」。クラシック無冠のうっぷんをグランプリで晴らす。