【愛知杯】マドレ体質面パワーアップ

 「愛知杯・G3」(20日、中京)

 前日の降雨に加えて肌を突き刺すような寒波で、17日の栗東の馬場は悪化した。当初はCWで追われる予定だったディアデラマドレは急きょ、場所を芝コースへと変更して最終追い切りを行った。

 これまでは実戦でも追い切りでも折り合いがテーマだったが、4歳の冬を迎えて精神面で成長。サトノアビリティ(4歳500万下)に先導され、デニムアンドルビー(4歳オープン)との3頭併せを2頭の真ん中でしっかりと折り合い、5F70秒0-39秒1-11秒9をマークした。

 「悪くなかったですよ。気合は乗っていますが、我慢はできている。体質面もパワーアップしています」と手綱を取った藤岡康が好感触を伝えれば、高田助手も「体ははち切れんばかり。出来は言うことはない」と万全の状態を強調した。

 前走のエリザベス女王杯では3着と健闘。「あとは瞬発力を生かすためにパンパンの良馬場でやりたい」。鋭い末脚を駆使して3度目の重賞Vを狙う。

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