「大阪杯・Ｇ２」（６日、阪神）

　ジャスタウェイでドバイデューティフリーを圧勝し、世界にその名を知らしめた福永が、今週も存在感を見せつける。３週間の騎乗停止から復帰してファルコンＳ（タガノグランパ）に続き、国内、海外で２週連続重賞Ｖ。“３週連続”を狙う大阪杯には、１４年の始動戦を迎える菊花賞馬エピファネイアで臨む。

　「次に本番が控えているから、目イチの仕上げではないけど、復帰を待っていた馬だし、楽しみ」。その“次”に予定するのはクイーンエリザベス２世Ｃ・香港Ｇ１（２７日・シャティン）。自身もエイシンプレストンで０２、０３年と連覇した経験があるレースだ。

　「芝はドバイと同じくらいクッションが利いている。ただ、このレベルの馬になれば馬場は関係ない」と相棒への信頼は揺るがない。難敵がそろった始動戦にも「今回は二千だし、折り合いに専念という距離でもない。とにかく１戦１戦やっていくだけ」。世界制圧を見据え、まずは同世代の強敵を相手にＶ発進を決める。