サリー・フィールド「幸せって何?」

 サリー・フィールドはこれまでずっと自分のシャイな性格に苦しまされて生きてきたようだ。『リンカーン』でお馴染みのサリーはこれまで常に自分の内気さと戦ってきたようで、ハリウッドで女優として成功するために、大人になってからはずっと自分の本来の性格を隠し仮面をかぶって振舞っていたと明かしている。「シャイなことがどれだけ自分を苦しめるかってちゃんと分かっていればよかったわ。18歳で初めてお仕事を始めたんだけど、まだ子どもだった。自分の仕事上の権利についても全然知らなかったし、結局自分のシャイな性格は中年になるまで引きずっちゃったの...ある意味でこんな性格は常に私という人間の一部だったわ。シャイってヨダレを滴り落とした大きくて醜い悪魔のようなものだと考えているわ」「でも私のような人って案外多いと思うわ。仮面をかぶって生きている人って。誰もそんなこと認めたくないから、そういう話題ってあんまり耳にしないでしょ」

 オスカーを2度も受賞しているにも関わらず、そんなサリーは本当の幸せを感じたことは一度もなく、子ども時代に自分の家族の財産が没収された経験からいつも全てのことに懐疑的になり、常に不満足の状態で生きてきたと明かしている。サリーは英ザ・サン紙のインタビューで「お金についてちゃんとした教育を受けておけばよかったと思ってるの。長いことお金の心配をしてきたわ。私は裕福な家庭で育ったの。私の継父(ジョック・マホニー)はテレビ界のスターで、最高のスタントマンだったの。でもそのお金もどこかへ行ってしまったわ。家や車を接収されて、家族で小さな家に引っ越す羽目になったの」「だからいつも全財産を失くしてしまうんじゃないかって心配しながら過ごしてきたわ。結果的に幸せを見つけることが難しいの」「幸せって何?何度も苦しい思いをしてきたわ。幸せって私が考えているような定義とは違うものみたい」と胸の内を語った。

(BANG Media International)

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