まゆゆ 稲森いずみと連ドラW主演

 AKB48・渡辺麻友(20)が、フジテレビ系の連続ドラマ「戦う!書店ガール」(4月スタート、火曜、後10・00)で女優・稲森いずみ(42)とW主演を務めることが20日、分かった。書店を舞台に女のガチンコバトルを熱演する。渡辺にとっては2作目の連ドラ主演で、深夜枠以外のドラマ出演は初。ゴールデン・プライム帯(後7~11時)進出で“女優開眼” を宣言した。

 国民的アイドルグループの王道エースが、“女の戦い”に殴り込む。原作は、シリーズ化されている碧野圭氏の人気小説「書店ガール」。脚本の渡辺千穂氏はドラマ「ファースト・クラス」(第1期)や「名前をなくした女神」を手掛けており、女性が争う描写には定評がある。

 渡辺が演じるのはコネ入社のワガママ店員・北村亜紀で、稲森はたたき上げの苦労人副店長・西岡理子。性格はもちろん、仕事や恋に対する考え方も異なる犬猿の仲の2人が、閉店の危機に陥った老舗書店を救うために互いのプライドをぶつけ合う。

 劇中のバチバチムードとは裏腹に、3月初旬にクランクインを控える2人は初共演ながら打ち解けた様子。渡辺が「いつもテレビで見ている女優さんなので、本当におきれいで圧倒されましたが、すごく優しい方」とせん望のまなざしを向ければ、稲森も「少女マンガから飛び出てきたようなかわいらしい方で、お会いしたら何となく波長が似ている感じがして、自然と会話をしていました」と、すっかり“まゆゆ推し”だ。

渡辺にとって「戦う!書店ガール」は、2012年1月期のテレビ東京系「さばドル」以来3年ぶりの主演ドラマとなる。「マジすか学園」「セーラーゾンビ」などでもドラマ出演しているが、いずれも放送時間帯は深夜で、AKB総合プロデューサーの秋元康氏(56)が携わる“48グループ関連作品”だった。ゴールデン・プライム帯へ女優としての初進出に、今作はノータッチの秋元氏からは「頑張りなさい」と激励されたという。

 いつの日か訪れるAKB卒業後は、演技の道を望んでいる渡辺。深夜枠を初めて飛び出してのドラマ主演に「夢への大きな第1歩。アイドル・まゆゆではなく、女優・渡辺麻友に期待してください!」と胸を張った。経験豊富な稲森との“熱戦”を、次なるステップへの糧とする。

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