ZAZY、塾経営の父からの壮絶すぎる教育虐待告白「包丁とか全然あった」「生徒はボコボコ」
お笑い芸人のZAZYが4日、テレビ東京系「日本怪奇ルポルタージュ」で、自身の父から受けた壮絶な教育虐待を打ち明けた。
ZAZYは父親が高校受験のための個人塾を経営。父親は子どもの頃は神童と言われるも、結局大学には進めず、その学歴コンプレックスもあり、生徒には体罰も辞さない猛烈指導を行っていたという。身長190センチ、常にサングラスをかけている超強面だった。
父が行っていた塾の教育方針は「令和では考えられないスタイル」だったといい、地元のヤンチャな子たちが通い「オヤジがボコボコにしていた」という。「衝撃だったのが、女子学生の頭をつかんで机にバーンッって。何回か見た」といい、居残り勉強も「午前3時、4時まで残していた」という超スパルタ。だが生徒の親もそのスタイルを理解していたといい、「ヤンチャしたらあの塾入れるでって。脅し文句になっていた」という。
ただ平成になり、体罰はダメという風潮が強くなり、その影響で生徒数は激減していったという。
この父の激しすぎる教育はZAZYにも当然向けられた。自分の息子がいい成績でなければメンツが立たないと思ったのか「これができるまで寝るなって。包丁とか全然あった。寝ないように背中に切っ先が突きつけられて、寝た時点で刺しますって。刺して一家心中しますって」と、信じられない行動も。当時の父親についてZAZYは「地獄でしたよ。オヤジ死ねって思っていた」といい、中学から親子らしい会話はほとんどなかったという。
そんな父は、やはりテストの点数が良かったときはご機嫌になったといい、「何でも買えって。それでプレステ2を買ってもらうんだけど、一週間ぐらいで『勉強してへんやないか!』ってぶっ壊す。どうかしてる。僕と弟で合計6台プレステ2潰してるから」と振り返り、スタジオの佐久間宣行氏も「結構な教育虐待…」とあ然としていた。
そんなZAZYは中学、高校は「偏差値70ぐらい」という智弁和歌山へ進学。1浪して東京理科大へ進学するも、目的が見えなくなり退学してNSCへ。当然父親には何も言わずに決断するも、その頃父は病床に伏せっており、亡くなる直前に「大学だけは辞めずに卒業してくれって言って亡くなったらしい。もう辞めてんのに」となぜか爆笑。
スタッフから笑うところではないのでは?と言われるも「ぼくにしたら壮大なコント。あんだけ教育熱心で、家族をなげうってでも良い大学に行って欲しいという教育をした結果、こいつ、大学辞めちゃったって」と振り返っていた。