「報道特集」金平茂紀氏、ロシアのプロパガンダに「日本も足元見て」
ジャーナリストの金平茂紀氏が2日、TBS系「報道特集」に出演し、プロパガンダ(特定の考え方を誘導する行為)について、日本の報道に警鐘を鳴らした。
この日はウクライナ侵攻を続けるロシア国内で行われている、報道や教育の現場でプロパガンダについて特集。戦争について、ロシア国民とウクライナ国民それぞれに取材した。
両国民の認識がかけ離れていることに金平氏は「戦争が泥沼化するとお互いの憎しみって言うのはどんどん、どんどんエスカレート」するとした。取材に応えたウクライナ人の「ロシア人は人間ではない」という言葉に「何て言っていいか分かんないですね」と眉間にしわを寄せた。
その上で、報道の現場でも「まるで人ごとのように『ロシアのプロパガンダ』って批判する」と指摘。「自分たち日本の報道のありようっていうのも危うくないかっていうのも、足元をちゃんと見ながら報道を続けなければならないなと思いましたね」と戒めていた。