吉村知事 大阪府がコロナ死者数全国最多になった要因分析

 大阪府の吉村洋文知事(45)が15日、府庁で囲み会見に応じ、同府の新型コロナウイルスでの死者が累計で東京都を上回り全国最多となったことについて言及した。

 吉村知事は、大阪府で重症者リスクが高い高齢者の感染が多いことを要因に挙げた。「大阪で死者数が多い…分析ですが、50%以上施設内感染の方。東京と比べて、大阪の方が高齢者施設数が多い。先行して高齢化が進んでいる。生活においても高齢者と若い人との接点が多い。そのような環境が土台にある」との見方を示した。

 府内のコロナ禍での死者数を抑制する対策として、高齢者施設での感染や、クラスター(感染者集団)の発生を防ぐことが重要だとした。「高齢者施設の見回りであったり、研修であったり、さまざまな支援制度を設けていますが、より一層ここを強化していきたい」と強調した。

 今月中に、府内の高齢者施設利用者や職員を対象に、スマホなどを通じてPCR検査の手続きができる「検査センター」の制度を構築する。吉村知事は「今月中にやります。スマホ一本で、保健所と相談することなく、検査出来るしくみを作ります。高齢者施設への検査態勢を強化していきたい」と力を込めた。

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