菅氏 政策に反対する官僚は「異動させる」 石破氏、岸田氏との違いは…
自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長、菅義偉官房長官が13日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、官僚が政策に反対した場合、異動させるのか、させないのかとも質問に答えた。
番組には橋下徹元大阪市長が出演し、「総理は政策を実行しなければいけない。実行するためには官僚組織を動かさなければいけない。政治的に決定したあとに官僚が反対してきた場合、異動させるのか、異動させないならどうするのか。安倍政権に対する批判で内閣人事局の問題ありますが、断固異動させるのか、異動しないならどういう形で」などとそれぞれの考えを尋ねた。
菅氏は「私ども、選挙で選ばれてますから、何をやるかという方向が決定したのに反対するのであれば異動してもらいます」と回答。
岸田氏は「まずは説得する努力をしなければならない。しかしながら、決めたことは貫かなければなりませんので必要であれば異動する、させる」と述べた。
石破氏は「異動させることはあるでしょう。それが組織を萎縮させることになってはいけない」と述べた。
橋下氏は、中央省庁の幹部人事を決める内閣人事局制度に修正する点があるかどうかを尋ねた。
石破氏は「600人が対象。まず管理できない。会ったことがない人を評価するのか難しい。300人が適正。この人はこうなのかと皆に理解されることが大事」との考えを示した。
菅氏は「ないと思います。というのは一強いだとかいろいろ言われますけど懸案はまず大臣に入ってくる。大臣は自分の省庁のことをしっかりみている。大臣が了解しなければ動かすことはしない」と述べた。
岸田氏は「対象はもう少し絞っていいと思う。国民からみて圧力とか忖度という言葉が取りざたされています。ルール、プロセスの透明化をはかっていく努力は必要」と語った。