茂木健一郎氏 オワコン騒動に「ツイッターの恐ろしさ痛感」

イベントでトークをする茂木健一郎=東京交通会館(撮影・開出牧)
イベントでトークを行う茂木健一郎(左)と松岡修造=東京交通会館(撮影・開出牧)
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 脳科学者の茂木健一郎氏(54)が24日、都内で、スポーツキャスターでタレントの松岡修造(49)との共著「ポジティブ会議」(アスコム刊)の発売記念トークショーを開催。今春、自身のツイッターで、日本のお笑い界を「オワコン」と批判し、大炎上した騒動について触れた。

 著書にちなんだ“ポジティブトーク”を松岡と展開した茂木氏は、「想定外のことをポジティブに受け入れられたらOKなんです」と持論を展開。「最近はちょっとお笑いで…」と、自ら炎上騒動について触れ、「ビックリっすよ。ツイッターというものの恐ろしさを痛感した」と吐露した。

 茂木氏の発言に、松岡は「テレビであそこまで責められるって分かっていながら伝えに行ったのは、すごくポジティブ」とフォロー。すると茂木氏は「古舘さんに諭されました。ああいう番組のセッティングだと、そうなるってわかっている所にそもそも行っちゃだめですよと」と、キャスターの古館伊知郎(62)からアドバイスを受けたことを明かした。

 さらに「テレビって、現場でいくらベストを尽くしても、ある『形』になっていくんです」と、テレビ番組の作り方についても言及。オワコン騒動を受けて出演した「ワイドナショー」や「しくじり先生」について、「(収録)現場でベストを尽くしたんですけど、あのセッティングで番組を撮るということは、こうなるということは分かってるでしょ、ということなんです」と、出演への後悔も口にした。

 茂木氏は2月末から3月初めにかけて、自身のツイッターで「地上波にテレビはオワコン(終わっているコンテンツ)」「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と厳しい指摘。ダウンタウン・松本人志(53)ら、お笑い関係者やファンを中心に批判の集中砲火を浴びていた。

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