M-1「西高東低」解消が課題 西と10ポイント差…出場資格15年は継続

 大阪・朝日放送(ABC)の脇阪聰史社長が18日、大阪市の同局で新春社長会見を行い、吉本興業との共催で開催した昨年12月の漫才師ナンバー1決定戦「M-1グランプリ2016」の総括を行った。

 同社長は大会の盛り上がりを受け、今年以降も継続開催することを明言。一方で視聴率が関東地区13・5%、関西地区23・8%(ビデオリサーチ日報調べ)と西高東低の結果だったことに「東の数字が思ったより伸びなかった」と指摘。最終決戦が関西勢3組になったことなど「演者そのものが西に集中していたことがあるかもしれない」と分析し、「現場が今年の開催に向けすでに動いています」と語った。

 また一部に、審査員を務めた上沼恵美子、松本人志、オール巨人ら、5人とも関西色が強かったとの指摘があることに関して「ネットなどですぐに反応があるのは注目度が高い証拠だと受け止めています。ご意見は受け止め、今年のM-1で成果として出させていただきたい」とした。

 審査員が「5人」だったことには「何人が適正化の正解はないと思うが、5人であれば得点が似通ってしまう欠点があるかもしれない」とした。

 また2015年の大会復活以降、出場資格が従来の「コンビ結成10年以内」から「15年以内」に拡大されたが、今後も「15年以内」を継続する意向を示した。同社長は昨年大会の打ち上げで、司会の今田耕司が「出場者の芸の厚みが出て、ネタの精度が高くなった」と話していたことを紹介。「まさにその通りだと思った。今回優勝した銀シャリも結成12年でしたし、非常に接戦となり、またここに結成から年数が浅いコンビのパワーがぶつかることが、盛り上がりにつながると思う」と語った。

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