ピコ太郎 ギネス認定&海外契約決定 フィーバーが止まらない

 動画サイトから世界的ブレークを果たした謎のシンガー・ソングライター、ピコ太郎(53)が28日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見し、人気の火付け役となった楽曲「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」のギネス認定を発表した。「ビルボード全米TOP100」にチャートインした“最短曲”として認められた。ソニー傘下の国際的レーベルとの契約も決定し、さらに世界を席巻することは確実。会見には国内外の150人が集結、注目度の高さをうかがわせた。

 角刈り、口ひげ、ヒョウ柄服。どう見ても怪しげなピコ太郎が、ハリウッドスターばりの大歓声で迎えられた。3部屋をブチ抜きにした会見場は大物政治家級の待遇で、人気絶頂時のふなっしーの2部屋を上回った。

 テレビカメラ22台が並び、登壇時にはカメラマン約50人が押し寄せるパニック。司会者から「ピコ太郎さんほど世界的に有名な方をお招きしたことはありません」と紹介されると「僕で、すいません。(ブレーク前は)お客さん0から1人くらいだったので驚き、桃の木、二十世紀でございます」と苦笑いだ。

 テクノ音楽とコミカルなクネクネ踊りで表現した楽曲「PPAP」は19日付の「ビルボード全米TOP100」で77位にランクイン、日本人アーティストとして26年ぶりの快挙を達成した。楽曲の長さは45秒とネタに近いが「チャートインした楽曲の中で1曲の尺が最短」としてギネス記録に認定された。

 ピコ太郎は、同曲を1分間で制作し、動画を10万円で制作したことを明かし「それが世界に伝わっていく。ネットってすごい」と驚きの声。動画再生回数は世界で4億5千万回を超えており、ツイッター上で楽曲を紹介したジャスティン・ビーバー(22)に「ジャスティンには『ありが玉置浩二』と言いたい」と感謝した。

 海外契約も決定。世界最大級のダンスレーベル「SONY/ULTRA」を中心に流通やプロモーションが組まれるだけに、世界ツアーにも「やりたい。1曲1分、20曲でも20分。あとはトークで」と意欲満々。「ピコ太郎は本名。漢字で『否古』」などのジョークで笑わせたスター。奇跡の終着地はまだ先になりそうだ。

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