高樹沙耶容疑者 大麻数十グラム所持で逮捕 5局の麻取が合同捜査

 元女優の高樹沙耶容疑者(53)=本名・益戸育江=が25日、沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を数十グラムを所持していたとして、大麻取締法違反の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。高樹容疑者は容疑を否認している。高樹容疑者と同居していた男性2人も逮捕された。高樹容疑者は医療大麻の推進を訴え、今夏の参院選では新党改革から東京選挙区に出馬し、落選していた。

 テレビ朝日系ドラマ「相棒」などで人気を博し、女優として、そして最近は「ナチュラリスト」の肩書で精力的に活動してきた高樹容疑者。あくまで大麻使用や所持は否定してきたが、その言説を根底から覆す逮捕劇となってしまった。

 捜査関係者によると、高樹容疑者はこの日午前10時半過ぎ、自宅に踏み込んだ取締官に逮捕された。逮捕時は大麻を使用していた様子などは見られず、捜索にも素直に応じたが、容疑に関しては「私の家から発見された大麻は、私の物ではありません」と、一貫して否認しているという。

 自宅から連行された高樹容疑者は、ピンクのTシャツにハーフパンツ、麦わら帽姿。石垣島から沖縄本島に移送される際の機内では、目を閉じたまま取締官の問いかけに時折、うなずいていた。

 高樹容疑者については、関東信越厚生局など5局の麻薬取締部による合同捜査本部が内偵を進めていた。この日は捜査員約30人が、自宅のほか、高樹容疑者が石垣市内の自宅付近で経営している宿泊施設「浮世離れ」や、各人が所持している車などを捜索。自宅の複数箇所から乾燥大麻や吸引用とみられる巻き紙、使用痕のあるパイプ等が押収された。

 大麻の発見量が多いことなどから、常習性が高いとみて調べている。捜査関係者は売買に関わっていた可能性についても「否定はできない」とした。さらに、自宅付近で大麻を栽培していた疑いについても「現状では判断できない」としつつ、「可能性は否定できない」と話した。

 高樹容疑者は12年、ブログで「このたび大麻草検証委員会の幹事となり自然回帰活動とともに活動に参加することを表明します」と発言し、物議を醸した。同年に所属事務所を退社し、石垣島に移住。今夏の参院選では新党改革から東京選挙区に出馬し落選に終わったが、本紙の取材に大麻の使用や所持を否定していた。

 ともに逮捕された森山繁成容疑者(58)は、一部で高樹容疑者の“事実婚”の相手と報じられた存在。「大麻は私の物です」と所持の容疑を認めているが、高樹容疑者らとの共謀については言及していない。小見祐貴容疑者(26)は容疑を否認している。

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