内田裕也、ディラン受賞「ロックの力」と喜ぶも…舞台挨拶暴走で強制終了

 ロック歌手・内田裕也(76)が15日、京都市で開催中の「京都国際映画祭2016」で映画「共犯者」の舞台挨拶に登場した。序盤は昔話をしみじみと語る穏やかな展開だったが、規定時間20分の最終盤にきて突然エンジン点火。MCからタイムアップを通告されるも、マイクを奪い返し、ボブ・ディランのノーベル賞受賞から小池百合子東京都知事批判まで、裕也節が吹き荒れた。

 この日は、いつになく穏やかに、スローペースで映画の思い出を語った内田だったが、終了時間が近づく中「映画は魔力があるんで、めちゃ金かかんだよ。映画と選挙はね…」と話したところで、スイッチが入った。

 かつて自身が東京都知事選に出馬したことを挙げ「俺は借金して出て5位だったんだ」。返す刀で「左翼連合と組んで、森進一をつれて歩きゃ当選するかって、それは甘すぎるだろ」と、7月の都知事選に出馬した鳥越俊太郎氏をバッサリ。

 続けて「ボブ・ディランが…」と言いかけたところで、MCから「お時間になりました」と告げられ、一応はマイクを返したが、その後の写真撮影の途中で我慢仕切れず「マイク貸せ!」。

 再び延長戦に突入し「ボブ・ディランまでノーベル賞とったんだから、やっぱりロックの影響力って、世界中にどれだけの影響があったかということだ」と賞賛。一方で「小池(百合子知事)とは戦ってる最中だ」と話題を一変させ「大物政治家におべんちゃら言って、付き合ってたかはしらねえけど、まあほかの2人(の候補)が悪すぎたな」と言いたい放題だった。

 さらに「日本はかったるいよね」「日本の芸能人って政治の話をしないからね、泉谷の野郎なんてもっとさあ…」と言いかけたところで、MCから「上映できなくなります」と叱られ、強制終了させられていた。

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