自民都連、小池氏応援議員をHP名簿から削除放置 ネット騒然「陰湿いじめ」

 7月の東京都知事選で圧勝した小池百合子知事(64)を応援した若狭勝衆院議員(59)の名前が、自民党東京都連の公式HPの議員一覧から削除され、数日間、放置されたままになっている。都連が通達に反して小池氏を応援した若狭氏の処分を決定しない状態で、忽然と議員名簿から名前が削除される奇妙な動きに、ネット上には「幼稚な嫌がらせではないか」「陰湿ないじめではないか」と批判の声が殺到している。

 若狭氏の議員事務所は、この日、都連HPからの削除に関して「ネットユーザーの方々から何件かの問い合わせをいただき、知りました」と困惑気味。今回の件で、これまで都連から処分などに関しては「連絡はありません」とした。

 一方、自民党都連はこの日午後段階で、若狭議員の除名処分の有無について「まだ出ていません」と回答。HPから若狭氏の名前が削除された理由については「詳細が分かる者がおりません」とした。

 都知事選では、小池氏が都連について「どこで誰が何を決めているのか不透明」「ブラックボックスのよう」と指摘していた。

 都連HPからの若狭氏削除で、ネット上は騒然となっており「こっそり削除」「幼稚な嫌がらせではないか」「やることが小さい」「ブラックボックスというよりブラックホール」「除名してないのに削除は筋が通らない」と厳しい意見が殺到。自民党本部の公式ツイッターにも「自民党本部のご指示なのでしょうか?」と問い合わせる投稿が書き込まれている。

 なお自民党本部は、4日に小池知事と会談した二階俊博幹事長が、小池氏や若狭氏らに対する厳罰には慎重な姿勢を示している。

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