「殉愛」出版差し止めは棄却 でも…幻冬舎側に330万円支払い命令

 2014年に死去した歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)の闘病生活を描いた作家・百田尚樹氏の著書「殉愛」が名誉毀損(きそん)などにあたるとして、たかじんさんの長女(43)が発行元の幻冬舎に出版差し止めと1100万円の損害賠償などを求めた民事訴訟の判決公判が29日、東京地裁で開かれた。松村徹裁判長は、幻冬舎側に330万円の支払いを命じた。出版差し止めの請求は棄却された。

 4件でプライバシーの侵害と名誉毀損を認めた一方、「頒布することで原告が被る不利益は大きいが、事後に回復するのが著しく困難と認められない」とした。長女側の弁護士は閉廷後「どこを事実認定されたか確認してから、控訴するかなどを検討する」とした。

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