TM3人編成は小室の省エネ戦略だった「大所帯はお金がかかる」

小室哲哉
90年8月、会見する(左から)小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登
07年12月、コンサートで宇都宮隆(左)と息ぴったりの小室哲哉
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 小室哲哉率いるTM NETWORKのギター担当、木根尚登が10日、関西テレビ「マルコポロリ!」に出演。1983年5月、小室、宇都宮隆との3人編成となった理由を、1学年下だった小室が「これから大所帯(バンド)はお金がかかるからやめようよ」の一言だったことを明かした。“省エネ”導入でTMが少人数での結成となったという。

 80年代といえばバンドブーム。ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード…となれば、最低5人の編成になるが、小室はいち早く“省エネ”を導入。小室がキーボード、同じくキーボード担当だった木根が無理矢理ギター担当にさせられ、宇都宮のボーカル、と3人でTMを結成した。不安がる木根らに、一学年下の小室は「演奏はプロのミュージシャンがやればいいじゃん」というノリだったという。

 木根は当時、アコースティックギターしか弾いたことがなく、小室のエレキギター指令に困惑。デビュー3年後にブレークのきっかけとなったTM初期の代表曲「Get Wild」ではギターを弾かず、弾いているフリだけの「エアギターだった」ことを、過去にテレビ番組などで告白している。同曲で木根のかわりに“影武者”を務めたのが、当時サポートミュージシャンとして参加していたB’zの松本孝弘だった。

 TM結成時には小室のアイデアにより、(1)ボケはなし (2)ペラペラしゃべるな (3)笑うな (4)ファミレス・牛丼は禁止--などクールなバンドとしてのイメージ戦略があったという。

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