海老蔵 いのち守る植樹 麻央の思いも

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が26日、長野・志賀高原で、森作りプロジェクト「ABMORI2016」に長女・麗禾(れいか)ちゃん(4)、長男・勸玄君(3)と共に参加して植樹を行った。乳がんを公表した妻でフリーアナウンサーの小林麻央(33)から専門家を紹介されて、2年前に一緒に始めた活動。闘病中のため不参加の、愛妻の思いも詰まった大自然での“親子団らん”となった。

 会場入りの際は麗禾ちゃんと勸玄君の手をつなぎ、パパの顔を浮かべていた海老蔵。子どもから離れて報道陣と向き合うと、妻を守る夫の顔に変わった。

 9日の会見で麻央のがんを公表後、初めて取材に対応。麻央の体調について聞かれると、「まぁまぁまぁ…。公表する前から(生活は)大変だったので」と言葉を濁した。かねて麻央に関する取材自粛をブログで呼びかけており、「また(過熱報道と)言われちゃいますよ、世間の人に。ほどほどに」と“けん制”した。

 「ABMORI」プロジェクトは、「お子さま、お孫さまが、いい空気を吸える環境にしたい。未来のためにも微力ながら」という思いから、2年前にスタート。「麻央が『NEWS ZERO』のキャスターをしていたときに植樹をしたことがあり、『(取材した)先生がいいよ』と教えてもらった」。“夫婦共同作業”で立ち上げた取り組みだ。

 初回は麻央も参加。昨年はすでにがんが発覚しており、姿を見せなかった。3年目を迎えた今年も、家族3人での来場となったが、参加者1000人と13種類の苗木をスキー場跡地に植えた。

 開会式では親子そろって登壇し、海老蔵が子どもたちにマイクを向けたが、2人とも恥ずかしそうに発言を“固辞”。2日前まで海老蔵が京都での仕事のため、離れ離れだったこともあり、麗禾ちゃんはステージ上でも甘える様子で、植樹中には勸玄君の「パパーッ」と呼ぶ声が信州の大自然に響いていた。

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