森崎ウィン、スピルバーグ新作抜てき

 ミャンマー出身で日本で活躍する俳優の森崎ウィン(25)が、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督(69)の新作映画「レディ・プレイヤー・ワン(原題)」の主要キャストに抜てきされたことが5日、分かった。「X-MEN」シリーズの最新作で人気キャラ・サイクロプス役を演じる米俳優タイ・シェリダン(19)演じる主人公の友人、ダイトー役。今年1月から数カ月に及んだ全世界オーディションを経て、スピルバーグ監督に指名された。映画は2018年3月に世界同時公開を予定。

 ミャンマー出身の森崎が、スピルバーグ映画に抜てきされた。

 ダイトー役は日英バイリンガルの条件もあって難航し、全世界で数カ月かけてオーディションが行われた。もともと日常会話程度の英語力だった森崎だが、週2、3回ほど2時間のレッスンを受講。発音がネーティブに近いことが評価されたという。スピルバーグ監督本人から「君の発音は素晴らしい!!」と絶賛され、大役が決まった。

 映画は「マッドマックス」などで知られるワーナー・ブラザース配給のSF大作。深刻なエネルギー危機を迎え、人々がバーチャル世界に没頭する近未来が舞台となる。亡くなったバーチャルソフトの開発者が、遺言内で仮想空間に隠した“イースターエッグ(ソフト内の隠しメッセージ)”を最初に見つけた者に遺産を譲ると宣言。若者たちが戦いに身を投じていく。

 原作小説では「ガンダム」や「ウルトラマン」などの日本作品が実名で多数登場し、話題となった。ダイトーは「大刀」を操るキャラで、森崎の激しいアクションシーンも見どころとなりそうだ。

 主演のタイ、ヒロインの英女優オリヴィア・クック(22)ら共演陣は、まだ大スターとはいえないが世界的な注目株。“スピルバーグ・チルドレン”の一員に選ばれた森崎は「大きな夢だった『ハリウッド映画デビュー』がかなったことにうれしい気持ちでいっぱいです。今まで生きてきた中で1番の驚きでした」と感激。「体の震えを感じました」という新星が、今月中に海外で控えるクランクインを心待ちにしている。

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