「可能性ある」、泥だらけの救助活動

 熊本地震で11人の安否が分からない熊本県南阿蘇村では17日、約2千人が動員され、家族らが見守る中で懸命な捜索活動が続いた。日没前には1人が心肺停止状態で見つかった。それでも「まだ可能性はある」。自衛官らはぬかるみの中、泥だらけになって生存の手掛かりを捜した。

 宿泊客2人が所在不明の山荘「火の鳥」。土砂に覆われた建物の周辺で午前10時ごろ、自衛官ら計約200人に、地元の消防団も加わり大規模な捜索が始まった。ある自衛隊員は「木が重なり合っている部分に空気のスペースができている」。諦める様子はなかった。現場に立ち会った山荘経営者の妻(46)は「もう廃業でいいんです。お金の問題だから。でも命は買えないでしょう。申し訳なくって…」と泣き崩れた。

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