渡辺謙「王様と私」出演!前倒し復帰
2月上旬に早期の胃がんで手術を受けた俳優・渡辺謙(56)が9日(現地時間8日)、米ニューヨークのリンカーンセンターでミュージカル「王様と私」に出演、仕事復帰を果たした。17日からの出演予定だったが、出演者のケガによる休演で、1年前にも立ったブロードウェーのステージに急きょ“前倒し”でカムバックした。
終演後、渡辺はツイッターで「2月の手術から1カ月、待ちに待ったその日が来ました。幕が開いたら、何故か劇場もフルハウス。NYが迎えてくれました。最後はキャストが讃えてくれました」と喜びをにじませて報告。神棚に手を合わせてから、満席の観客が見守る舞台に上がったといい、「また違う新しい『王様と私』が生まれた感じ」と充実感を漂わせた。
渡辺は渡米前の5日に成田空港で会見。元気な様子を見せて「(がん発覚前の昨年)12月、1月にずっと準備はしてましたので、精神的には万全です。再び素晴らしいカンパニーと仕事ができることを誇りに思って、違うステージをもう1回、作り上げます」と意欲を示していた。
昨年に続き、今月1日から主人公の王様を演じる予定だったが、内視鏡による手術と療養により17日に延期されていた。出演日程が再変更で早まるという“不測の事態”にも動じることなく、復帰舞台を勤め上げた。
