EXILE 紅白歌手別最高43・4%
昨年大みそかに放送された「第66 回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・15)の毎分視聴率が4日、発表され、歌手別ではEXILEが43・4%で最高視聴率となったことがわかった。瞬間最高視聴率は45・1%で、最終結果の投票を待つ午後11時40分に記録した。(数字は関東地区。ビデオリサーチ調査データに基づく本紙集計)
歌手別トップは、午後9時54分に登場したEXILEだった。トリ、大トリ以外のアーティストのトップは2008年の「羞恥心 with Pabo」以来、7年ぶりだ。
EXILEは「EXILE紅白スペシャル2015」と題したメドレーを披露。この日でパフォーマーを引退する松本利夫(40)、USA(38)、MAKIDAI(40)にとっては最後の紅白で、花道を飾った。
若年層を意識した歌唱順も視聴率に影響したとみられる。EXILEの直前に登場したAKB48は2位の43・0%。3月で卒業する高橋みなみ(24)のためにOGの前田敦子(24)と大島優子(27)がサプライズ出演、数字を押し上げてEXILEにつないだ形だ。
初の白組トリを務めた近藤真彦(51)、2年連続大トリの松田聖子(53)はいずれも3位タイの42・2%で貫禄を見せた。
後半(第2部)のオープニングに組み込まれた連続テレビ小説「あさが来た」の特別編は37・4%。復活した小林幸子(62)は38・4%。今回で紅白を卒業した森進一(68)が登場した際には41・2%を記録した。
昨年は後半の平均視聴率が調査開始以来ワーストの39・2%に落ち込んだ。NHKの籾井勝人会長(72)はこの日、職員向けの年頭あいさつで「視聴率が間違っているんじゃないかと思うぐらい(内容が)良かった」と自画自賛したが…。