冬の風物詩 南座「まねき上げ」

 古都に年の瀬の訪れを告げる南座(京都市東山区)の歌舞伎公演「吉例顔見世(きちれいかおみせ)興行」を前に、大入りを願い役者の名を書き入れた看板を劇場正面に掲げる「まねき上げ」が25日、行われた。

 看板は長さ約1・8メートル、幅約30センチ、厚さ約3センチのヒノキ板。太く丸みを帯びた「勘亭流」と呼ばれる独特の書体で名前が板いっぱいに書かれ、客席が埋まるようにとの願いが込められている。

 襲名披露興行となる四代目中村鴈治郎(56)も自分の看板を眺め「鴈治郎の名で南座に出られるのがうれしい。この気持ちを芝居で伝えていきたい」と笑顔を見せた。興行は30日から12月26日まで。

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