クリスタル ケイ 「シーズンズ」歌う

 歌手のクリスタル ケイ(29)が、ドキュメンタリー映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」(来年1月15日公開)の日本版テーマソングを手掛けることが24日、分かった。映画のため、新曲「Everlasting」を書き下ろした。2013年3月から米ニューヨークで約1年半の武者修行を経験。日本でのキャリアを否定されることもあった“冬の時代”を経て、事務所をEXILEらが所属する「LDH」に移籍したクリスタルが現在の心境を語った。

 「シーズンズ」は、09年公開で興収25億円のヒットとなった海洋ドキュメンタリー「オーシャンズ」の監督による最新作。総製作費40億円をかけ、2万年前からの生物の移ろいを四季の彩り鮮やかに映し出していく。

 壮大な映像を印象づけるべく、配給のGAGAは「言葉いらずの歌唱力で説明せずとも感動を引き寄せてくれる」とオファー。10年前からチワワと暮らす動物好きのクリスタルは「時空を超えた、大きな愛をイメージした」と世界観の大きなバラードを完成させた。

 テーマソングは最新アルバム「Shine」(12月16日発売)に収録される。昨年11月に事務所を移籍してから初のアルバム。劇中に登場するような、厳しい“冬”の経験が反映されている。

 13年3月から昨夏までNYに渡った。外国人の両親を持つが、海外生活も1人暮らしも初めて。文字通り単身での武者修行で「初めて孤独や壁にぶち当たった」という。

 「自分はすごく日本人なんだと思った。向こうの歌手は(音楽関係者への)自己PRがすごい。日本には謙遜のカルチャーがあるし、最初はそこまでできず『日本で成功してるんだか知らないけど、やる気ないの?』と言われたこともある」

 異国の地で何者でもない1人の歌手になり、たたかれながら現地のスタジオで楽曲作りを続けた。「向こうでは夢を追いかけている感じだった。苦労はしたけど、現地のプロデューサーと交流して、何十曲も作った」。完成した楽曲は今後、何かしらの形で発表する予定という。

 「もまれて帰ってきて、自分の歌を届けたい、歌で人を動かしたいと、より思うようになった」

 帰国後の日々はさながら“春”だろうか。芽吹いた意欲を糧にした新曲で、映画を盛り上げる。

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