吉田鋼太郎 連ドラ初主演、バツ3役

 昨年、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で大ブレークしたベテラン俳優の吉田鋼太郎(56)が連続ドラマに初主演することが7日、分かった。来年1月スタートのテレビ東京系「ドラマ24」の「東京センチメンタル」で、55歳で3度の離婚歴を持つ和菓子職人を演じる。吉田自身、同年代で2度の離婚歴があり、まさに等身大の役に「まるで吉田鋼太郎のような人物です」と熱演を誓っている。

 大ヒットした「半沢直樹」「花子とアン」などで、脇役ながら強烈な存在感を発揮してきた吉田が、生き写しのような役で連ドラ初主演を飾る。

 「東京-」は、吉田主演で昨年末に放送された同名特別ドラマの連ドラ化。吉田が演じるのは酒、街ぶら、そして何より女性が好きで、離婚歴3度、どこか憎めない下町の腕の良い職人・久留里卓三だ。2度の離婚歴があり、今年は元タカラジェンヌの女優・安蘭けい(44)と破局が報じられた吉田にとっては、等身大の役柄といえる。

 ストーリーは、自由きままな日々を送る卓三が毎回、美女に心をひかれ、淡い恋心を成就するために奮闘するもの。恋あり、笑いあり、涙あり、グルメありの心温まる物語になっている。

 テレビ東京の井関勇人プロデューサーは「久留里卓三はまさに鋼太郎さんの生き写し。等身大の役を等身大で演じてくれています」と絶賛。吉田も「酒好き女好き、そして自由が好き。まるで吉田鋼太郎自身のような人物です。役を楽しみながらやっていこうと思う」とノリノリで、「毎回登場する美しいマドンナたちにお会いするのも大変楽しみ」と、モテ男らしく喜んでいる。

 共演は高畑充希、片桐仁、大塚寧々ら。

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