歌手の藤あや子（５４）が、ＮＨＫ連続テレビ小説「まれ」（月～土曜、前８・００）で朝ドラ初出演することが３日、分かった。登場するのは第２０週の８月１１日（第１１６回）と同１３日（第１１８回）放送分。タレント・筧美和子（２１）との美人母娘役で、ガッツ石松（６６）とお見合いするユニークなシーンもあるなど、物語上でも重要な役割を担う。

　演歌・歌謡曲界きっての美人歌手が、その美貌を生かして朝ドラに初登場する。

　ドラマではヒロイン・紺谷希（土屋太鳳）の同級生・角洋一郎（高畑裕太）と、古川千佳子（藤）の娘・麻由子（筧）の縁談が浮上。千佳子・麻由子親子と慎一郎（ガッツ）・洋一郎親子がお見合いで対面する。洋一郎は断りを入れるも、後日、古川家側から「もう一度会ってほしい」と連絡が。何と千佳子が慎一郎を気に入り、今度は親同士のお見合いという仰天の展開だ。

　美人の母にふさわしいとオファーされた藤は「まさか！」と思いつつも「ありがたい」と快諾。自然体で撮影に臨み、納得いく演技ができたという。ガッツには「最高の役。演技では初共演ですが、バラエティーと違い俳優のガッツさんはカッコイイし、いい男に見えた」と、すっかり魅了されたようだ。

　藤は２００１年、大河ドラマ「北条時宗」に出演。紅白歌合戦には２０回出場しており、今回の朝ドラでＮＨＫの国民的番組“３冠”を達成。「まじめにやっていればいいことがあるんだ！と思った。今年の後半に向けていい形になる」と、いい弾みになったよう。２１回目の紅白出場がかなったら「ぜひガッツさんに来ていただいて、物語の続きをやりたい」と熱望していた。