フジ、韓国人取材で字幕と違う映像

 フジテレビは29日、5日放送のシリーズ特番「池上彰 緊急スペシャル」で日本についての韓国人へのインタビュー場面で、字幕・吹き替えと異なる映像を使用したとして番組ホームページにおわびを掲載した。

 番組は「知っているようでよく知らない韓国のナゾ」と題し、現地で韓国人をインタビュー。フジテレビによると、VTRで2カ所合わせ約10秒、間違った映像を使用した。

 韓国人女性が日本について「嫌いですよ、だって韓国を苦しめたじゃないですか」と語ったとする字幕が流れたが、映像は「文化がたくさんあります。だから、外国の人がたくさん訪問してくれているようです」と話す場面を流していた。

 韓国人男性が「日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです」と語ったとする場面も、「過去の歴史を反省せず、そういう部分が私はちょっと」と語る映像を誤って使用。2人はインタビューの別場面で字幕通りに発言しており、映像も残っているという。

 26日に視聴者から指摘を受け全編確認したところ、男性の映像も誤っていたことを確認。この日、同局は編集作業上のミスとして「皆様におわび申し上げます」と謝罪した。

 池上氏に報告とおわびをしたという同局によると、池上氏は「視聴者に申し訳ない。番組の企画、制作にあたっていましたが、ここのVTRはスタッフとの信頼関係において任せてしまいました」と語っていたという。

 同局は再発防止にチェック体制を強化。池上氏と話し合い、今後のシリーズ特番を検討していく。

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