１１日未明のラジオ生放送で今年８月の卒業を発表したＳＫＥ４８・松井玲奈（２３）が１３日、千葉・幕張メッセで、握手会ライブに登場した。

　卒業発表後、初の公の場となり、別れを惜しむファンに「ごめんね」とあらためて旅立ちを報告。またこの日、玲奈が４月まで兼任していた乃木坂４６の生駒里奈（１９）は都内のイベントで、“元同僚”へ感謝のメッセージを送った。

　衝撃発表後の初ステージにも、これまでと変わらぬ笑顔で立った。最初のＭＣコーナーで須田亜香里（２３）が「ちょっと聞かせてもらっていいですか！？」と催促。２日前にラジオで胸の内を明かした玲奈は、「私、松井玲奈は８月末にＳＫＥ４８を卒業することになりました」とあらためてファン５０００人に直接報告した。

　客席からは「エッ～」「やめないで」と惜別の声がわき起こり、「皆さん、ホントにごめんなさい。８月に向けてイベント、ライブもあるので、そちらも楽しみにしてもらえたら」と呼びかけた。ＳＫＥとしてのラストシングルの発売は８月１２日に決定。関係者によると、ＣＤ購入者を対象に、大島優子（２６）がＡＫＢ卒業時に開催したような“さよならイベント”を企画中だという。

　別れもあれば、出会いもある。５月１０日の「第２回ドラフト会議」でＳＫＥに加入した５人がステージに登場。中学で柔道部に所属歴があるというドラフト生・一色嶺奈（１３）から「ここでもできそうなのは、大外刈り。玲奈さんに掛けたいです」と対戦相手に指名された。“新旧レナ対決”で後輩に投げられた玲奈は、「この子、持ってるねぇ～」と初々しい次世代に期待を寄せた。

　「発表後初めてのイベントでファンの方の前に立ったんですけど、皆さんの反応が温かく楽しかったな。あまりまだ実感はわいてないんですけど、ひとつひとつのイベントを楽しんでいけたら」。アイドルとして残された時間を、有意義に過ごすことを誓っていた。