お笑いコンビ・笑い飯が２５日、大阪府の「マクドナルド　イオン茨木店」で１日店長を務めた。イベント後には囲み取材に対応。今冬に５年ぶりに復活する漫才レース「Ｍ－１グランプリ」への出場について、出場しないことを明言した。笑い飯は“最後”の１０年大会で優勝。今年から出場資格が「結成１５年以内」に拡大されたことから、２０００年結成の笑い飯も出場可能となり、“６年越しの連覇”となるのか、出場が注目されていた。

　哲夫（４０）はこの日、「何年越し連覇とか言われてますが、目指しませんよ」と今年の大会出場は見送ることを明言した。

　かつてＭ－１では９度、決勝進出した末に、最後の１０年大会で悲願の優勝を果たしたが「僕らはＭ－１の一時期を盛り上げた人間。審査員とかなら喜んでやりますけどね。漫才番組が少なくなった中で、実力ある劇場芸人が認められて世に羽ばたいていく大会になってほしいです」と、今後の主役は後輩に譲りたい考えを示した。

　相方の西田幸治（４０）も、同時期開催でベテランも出場可能な漫才レース「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ」と比較して「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩはちょっとお祭り感があるので、ちょっとスタンスが違うのかな」と話し、Ｍ－１が若手No.１を決める大会として盛り上がることを希望していた。

　一方、イベントではデビュー当時にマクドナルドでネタ合わせした思い出を明かし、哲夫は「たまり場みたいな感覚で、２、３００円で２、３時間もおらしてもろて、申し訳ありませんでした」と頭を下げていた。