萩原流行さん妻 警察捜査への大不信

 4月22日にバイク事故のため亡くなった俳優・萩原流行さん(享年62)の妻・まゆ美さん(62)が22日、都内で記者会見を開き、捜査への不信感をあらわにした。

 萩原さんのバイクが警視庁の護送車と接触していた可能性が浮上しているものの、警察側からの詳しい報告が何もない状態という。時折、涙を浮かべながら「なぜ主人があそこ(事故現場)でああなってしまったのか明確にしてほしい」と訴えた。

 まゆ美さんは、20歳のころという流行さんの写真を横に置き、会見を始めた。事故から1カ月たつが、まゆ美さんには警察からの説明がないといい、「今の状況では、萩原に報告することが何もない」と嘆いた。

 まゆ美さんと、同席した堀内稔久弁護士は、3つの主な疑問点を挙げた。

 (1)再度行われた実況見分

 今月14日にまゆ美さん立ち会いの下、事故現場で5時間かけて再現実験などが行われた。だが、バイクの置かれていた位置などが実際とは違うという。

 (2)遺体の扱い

 まゆ美さんによると、事故直後に検視が行われておらず、19日に分かると伝えられていた司法解剖の結果も、当日になって半年後に延期すると伝えられたという。

 (3)カルテの要求

 警察側が、うつ病を患っていた萩原さんの病院にカルテを求めているという。堀内弁護士は「記録を出さないと押収するといっているそうです」と説明。

 事故に警察車両が関わっていた可能性があることから、何か情報が隠ぺいされているのではとの懸念を、まゆ美さんが感じている様子。堀内弁護士は「公正な捜査をやっていただきたい」と話し、まゆ美さんは「左の肩甲骨が痛くて(流行さんが)乗っているのかな、みたいな感じで寂しくない。私を動かしているのは彼の魂でもある」と、真実を明らかにしてほしいと訴えた。

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