市川由紀乃 新曲「命咲かせて」熱唱
歌手・市川由紀乃(39)が9日、埼玉県蕨市で、新曲「命咲かせて」の発売記念イベントを開催した。1日早い「母の日」として、この世に自分の“命を咲かせて”くれた実母・松村栄子さん(70)を会場に招待。感謝の思いを込めて同曲を熱唱。感謝状とカーネーションの花束をプレゼントした。
会場の多くのファンが涙した。イベントの終盤、市川は、サプライズで母をステージに呼び、「いつも笑顔を絶やさず、私を明るい気持ちにしてくれる」などとつづった感謝状を贈った。感激の涙を流す母。そんな姿に市川も目頭を熱くしたが、実は、母がさらなる逆サプライズを用意していた。
栄子さんは、バッグから封書を取り出すと「ママは幸せ者です。生きていて良かった」と娘に宛てた手紙を、涙ながらに読み上げたのだった。
必死に涙をこらえ母の言葉をかみしめた市川。女手ひとつで育ててくれた強い母。2008年に兄・浩司さん(享年39)が病死後は、2人で励まし合って生きてきた。「母があんなに涙を流すのを見たことがなかった。頑張って一人前の歌手になり、早く母を幸せにしたいと強く思った」と決意も新たにした。
さらに、母の涙を見て「今年の目標を変えました。大みそかにお仕事(NHK紅白歌合戦)をしたい。言わないとかなわない気がして」と紅白出場を堂々と目標に掲げた。イベント中、何度も感極まったが、「まだ泣きません。今年はうれし涙を流します。30代最後を素晴らしい舞台で締めくくって、母と一緒にうれし涙を流します」。バラ色の年末に向けヒットを誓った。
