加瀬邦彦さん通夜 寺内タケシら参列

 通夜に訪れた中村あゆみ
 通夜に訪れた寺内タケシ
 加瀬邦彦さんの遺影と共に愛用のエレキギター(左端)が飾られた祭壇=東京・護国寺桂昌殿
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 グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」のリーダーで、20日に死去した加瀬邦彦さん(享年74)の通夜が27日、東京・護国寺でしめやかに営まれた。メンバーの鳥塚しげき(68)、島英二(67)、植田芳暁(67)が葬儀委員長を務め、音楽仲間の寺内タケシ(76)、高木ブー(81)、中村あゆみ(48)、モト冬樹(63)、エド山口(66)、江木俊夫(62)やファン850人が参列した。

 優しくほほ笑む遺影は、昨年撮影されたという宣材写真。祭壇はさわやかな人柄をイメージしたという白の花で埋め尽くされ、“代名詞”である12弦ギターや、愛飲していたジン「ボンベイ・サファイア」が並べられた。戒名の「常樂院悠照清邦居士」(じょうらくいんゆうしょうせいほうこじ)では、常に音楽を楽しみ、明朗だった性格が表された。

 加瀬さんがかつて所属していた「寺内タケシとブルージーンズ」の寺内は「いいやつだったから残念です。おとなしくて、研究熱心だった」と悼んだ。高木は2004年に亡くなったいかりや長介さんを引き合いに「誰もいないところじゃなくて、いかりやも待ってるから」と、天国に思いをはせていた。

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