吉本・元会長妻の長男  追徴金9千万

 吉本興業の創業一族で2009年10月に死去した林マサさん=当時(65)=から相続した遺産をめぐり、林さんの長男=兵庫県西宮市=が大阪国税局から約3億1千万円の申告漏れを指摘されたことが6日、分かった。

 追徴税額は過少申告加算税を含む約9千万円。林さんは、05年に死去した林裕章元会長の妻。

 関係者によると、林さんは同年4月、外貨預金約6千万円分を同族会社に贈与し、直後に同額を借り入れ。6月には賃貸マンション1棟を約3億7千万円で購入した。

 長男はこの借入金とマンションを相続。賃貸物件が立つ所有地は相続税評価額を低くできると国税庁の通達で定められていることなどから、長男はマンション分を約1億2千万円と評価。ここから相続した借入金を控除した計6千万円分を相続遺産として申告した。

 しかし、実際には林さんはマンション購入資金を販売した同族の不動産会社から全額借り入れていた上、死去の2カ月後には不動産会社がマンションを買い戻していた。いずれも資金は帳簿上でしか動いていなかった。

 税法上、同族会社を利用した不合理な相続は認められないことがある。国税当局は借入金の相続と合わせて「相続税を不当に圧縮する行為」と判断し、マンションは購入金額の約3億7千万円を相続財産と認定し、借入金の控除も認めなかったもようだ。

 その結果、長男の評価額との差額約2億5千万円と、当初控除されていた借入金約6千万円を合わせた計約3億1千万円を申告漏れとした。

 林さんは07年に週刊誌で手記を公表し、漫才師中田カウスさんが経営に不当に関与しているなどと指摘。カウスさんが別の週刊誌で反論し、“お家騒動”として話題を呼んだ。

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