高島礼子 極妻改め若頭!まさかの男役

 女優の高島礼子(50)が映画「極道大戦争」(6月20日公開)で自身初めての男役に挑戦していることが2日、分かった。高島が出演を熱望していた三池崇史監督(54)の作品で、依頼されたのはまさかの男役。それでも迷いなく承諾し、「すべてが初体験でとても楽しませていただきました」と現場を満喫した。また、同作に女優の成海璃子(22)、優希美青(15)らが出演することも明らかになった。

 女優として第一線で活躍している高島が、なんと男役に挑む。劇中ではリリー・フランキー(51)が演じる神浦玄洋率いる神浦組の若頭・膳場壮介を演じる。やくざ映画出演は、「極道の妻たち 情炎」(2005年)以来、10年ぶりで、異色の“カムバック”を果たした。

 実は高島は、以前から三池作品が大好きで、出演を熱望していた。それを伝え聞いた三池監督が、意表を突いた出演依頼をした。

 待ち望んだオファーに、高島は「不安よりもうれしい気持ちが勝ってました」と即決。市原隼人(27)が演じる主人公・影山亜喜良と対立する膳場をノリノリで演じた。

 現場では性別を超越して、演技に集中。「この役を男が演じるか、女が演じるかは大した問題ではない」と感じていたという。三池監督は「初めは断られると思っていたのですが、快諾してくださって。おもしろそうという直感で参加してくれたのがうれしかった」と高島の役者魂に感謝した。

 過去に女優が男役を演じた例としては、天海祐希(47)が「千年の恋~ひかる源氏物語~」(01年)で光源氏役を、森三中の大島美幸(35)が「福福荘の福ちゃん」(14年)でおっさん役を務めている。高島も三池組で1つの“壁”を越えた存在となった。

 作品は既にヨーロッパ約50カ国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどでの配給が決定している。

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