サブちゃん ラスト座長公演スタート

 歌手・北島三郎(78)が6日、福岡市の博多座で歌手生活最後となる1カ月の座長公演をスタートさせた。

 「気持ちはいつもと同じ。お客さんに喜んでいただけることが第一。でも今回は最後だし、集大成の思いでやるよ」。そんな決意で最後の座長公演に挑んだサブちゃん。1部の「国定忠治」の芝居。2部の歌謡ショー。3時間15分の予定時間をオーバーする熱演&熱唱で、初日から全力投球した。

 エンディングではサプライズもあった。昨年暮れにフジ系のトーク番組「ごきげんよう」で共演した際、「一度北島さんの『まつり』のステージに立ちたい」と話していた後輩歌手・前川清(66)が、巨大電飾セットに乗って「まつり」を熱唱するサブちゃんの元に駆けつけ、一緒にフィナーレを盛り上げた。

 前川から「一緒に舞台をやるのが夢で目標でした」と感激の言葉とともに花束を贈られ北島は大喜び。1968年に新宿コマ劇場からスタートした座長公演も29日の千秋楽まで全日程を務めれば生涯通算4578回を数える。「いい形で初日を迎えられたし、最後まで頑張るよ」。サブちゃんは気合を入れていた。

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